久しぶりに参加するワイン会。
なんと、この会は、3年ぶり2回目。しかも、今回はひとり参加。
ははは、我ながら、なかなかチャレンジャーな参加表明です。

そうまでして、参加したかったのは、フランスから手持ちで空輸されてくるチーズと
スペシャルなゲストが目当てだったから。
フロマージュ・ドットコムと言う、フランス中のチーズを取り扱う会社のCEOと熟成責任者の方、
通訳にはフランス在住フードコーディネーターの勅使河原加奈子さんお迎えしての
題してフランスから届きたてのチーズの会

今回のチーズは

・Brie de meaux (ブリードモー)
・St Maure(サントモール)
・St Nectaire (サンネクタール)
・Chambertin (シャンベルタン)
・Comte (コンテ)
以上、5種類。


レジュメ配るから勝手に食べてねー。程度の企画かと思いきや、ものすっごい本気の企画でしたよー。
ひゃほー、嬉しい誤算 ←初登場トビーくん、嬉しい時に登場。よろしくね。
なんと、一種類ずつ、フロマージュ・ドットコムのCEOであるマイクと熟成責任者のエリックが説明。
ワタクシ、以前JALアカデミーのチーズ講座を受講していたのだけど、
それに匹敵する詳しさでしたよ。

と、ココから先はチーズのお話です。
まず最初はブリードモー
牛の生乳から作られたチーズです。
成城石井などでもカットした状態でよく売られていますね。
見た目はカマンベールとそっくりなので
「カマンベールの大きいの」だと思ってる方も多いのではないかと
思います。って、ワタクシ、昔はそう思ってました (^^ゞ
クセが無いので、とても食べやすい。これは4週間熟成させたもの。
かなり熟成が進んでいるので、中はとろとろです。うまそー♪
コレは今回cavaと合わせました。
マイクによると、このブリーの脂をcavaの酸がすっきりさせるので、良く合うそうです。

続いて、サントモール。これは、シェーブル。山羊の乳です。
ワタシの唯一苦手な食べ物ですよ。。。何度も克服しようと思って挑戦してるんですけどね。。。
動物園の山羊臭いと同じ味が口の中に広がるんだってば。。。うぅぅ~。
まぁ、今が旬なので、絶対出るとは思ってました。もちろん克服する為に挑戦しますよっ!
今回のサントモールは回りに木炭の灰をまぶしてあります。
この灰が重要らしくて、まぶしてあるのと、無いものでは、まったく味が違うそう。あ、もちろんまぶしてある方が断然美味しいそうです。
味わいは軽め。山羊っぽい臭いも弱めです。
コレには同じロワール地方のサンセール(ソーヴィニオン・ブラン)
チーズとワインは産地を合わせるのが基本の合わせ方でーす。
ソーヴィニオン・ブランは、あまり好きではないけど、このサンセールが非常に美味しかった。
でもねぇ、やっぱりシェーブルは苦手。。。

次はコート・ド・ボーヌ(ピノ・ノワール)と合わせてサンネクタールシャンベルタン
まずは、サンネクタール。牛の非加熱乳から作られています。
これは8週間熟成させたもの。
むっちりして若干木の実のような味わいのあるチーズなのです。
このサンネクタールには、レティエと呼ばれる工場産のものと、
フェルミエと呼ばれる農家産のものがあります。
このチーズに限ったことではなく、フェルミエ産と説明書きされているチーズは多々あるんです。でも、それは決してチーズ屋さんのフェルミエが作ったものではありませんよー。
って、これもワタシが昔、疑問だったの。。。(^^ゞ

さて、次のシャンベルタン。正式名称はラミ・ドゥ・シャンベルタン。
ずばり、シャンベルタンのお友達。
そう、ブルゴーニュのワイン、シャンベルタンと楽しむ為に作られたチーズです。が、今回は同じブルゴーニュ地方ということで・・・。コート・ド・ボーヌでガマンです。ちぇっ。
まぁ、これも充分に美味しいですから。。。ちぇっ、ちぇっ。
とろっとろのシャンベルタン、本当に美味しいです。
が、こんなちょびっとじゃ足りませんよ。。。もっとちょうだーい!

ラストは、コンテ。これは比較的馴染みのあるチーズですね。
フランス人が一番好きなチーズらしいですよ。
今回のコンテは24ヶ月熟成
熟成期間によって味わいがかなり違います。
6ヶ月程度の熟成だと、色もプロセスチーズみたいな黄色で、
個人的には、それほど特徴のある味とも思えません。
サンドイッチなんかにすると、とっても美味しいけどね。
12ヶ月熟成以上になってくると、ナッツっぽい味わいが強くなってきます。
前出のサンネクタールも木の実系だけれど、こちらの方が、味が凝縮された感じ。今回はさらに味わいが深まった24ヵ月熟成。ブラーボ♪ブラーボ♪
これなら、しっかりボディの赤と一緒でも楽しめるー♪
と、思ったけど、この日はしっかりボディの赤じゃなかったんだ。。。
なので、これはワインと合わせず、チーズそのものを味わってね。と、言われました。。。ちぇっ、ちぇっ、ちぇっ
意外なトコロで、このコンテにはスパークリングウォーターが合うらしい。

そうそう、フランスでは、このみんなが大好きなチーズを毎日食べる人が多いらしいけど、
最近のフランス人は毎日ワインを飲んだりしないそう。
健康のためなのか、節約なのか。。。
見事なビール腹のエリックも週2回しかお酒は飲まないと言ってたよ。。。意外~。

と、5種類のチーズとワインを丁寧な解説と共に頂き、
かなりおなかいっぱいになってしまったけど、ここから本当のお食事タイム。
そして、ワタクシどものテーブルはエリックを囲んでのお食事でございました。
熟成責任者の彼には色々と聞きたいこともあったのだけど、けど、けど、なんてったって、
カレはフランス人。アタシは日本人
共通言語は英語。。。Oh~!no~、no~。
しか~し、フレンチのイングリッシュはイージートゥヒアー なので、
おっ、言ってることはわかるぞー。と、すっごい真剣に聞いていたら

Don't you marry? I marry!sorry,sorry~

・・・(^_^;) あ、そーっすか。ははは、誘惑のマナザシだったかしら。。。ごめんあそばせ。

そうそう、よくミモレットの18ヶ月モノがカラスミに似ているから、日本酒に合うと、言うけれど、
これは、日本人の味覚からだけじゃなくて、フランス人の味覚でも同じらしい。
昨年岡山の酒蔵を訪問したという二人に、日本酒に合うチーズは?
と、聞いたら即答で「ミモレット」と、返ってきましたよ。
ちなみに、フランスでは日本酒はricewineと、言うらしい。ふーん。
確か、アメリカは「sake」だったよね?

そして、この日から、すっかり買ったことさえも忘れてた
↓ この本を、最初から読み始めたのは言うまでもありません。。。
イメージでわかる単語帳―NHK新感覚☆キーワードで英会話 (語学シリーズ)
田中 茂範

4141894117
日本放送出版協会 2007-02
売り上げランキング : 25997
おすすめ平均 star

Amazonで詳しく見る
by G-Tools